未来投資戦略2018で注目を集める、MaaSとは何か?
今回は、移動革命について紹介しようと思う。
- MaaSとは?
- MaaSの背景
- MaaSの事例
1. MaaSとは?
MaaS(マース)とは、Mobility as a Serviceの略だ。これは、Microsoftが2015年に公開した、MaaSを連想させる動画である。
Microsoft: Productivity Future Vision
MaaSの定義は様々な国や地域、組織や団体、コミュニティなどにより異なります。例えば国土交通政策研究所の定義では、
ICTを活用して交通をクラウド化し、公共交通か否か、またその運営主体にかかわらず、マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を1つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念。
また、日立では、
移動手段を自動車や自転車という「モノ」としてではなく、人やモノを運ぶ「サービス」として提供する。と指摘されています。
つまり、「人間を運ぶ手段を、利用者が主体的に選択できる環境」がMaaSの基本的な概念である。
2.MaaSの背景
2018年に政府で閣議決定された未来投資戦略2018によると、9つの重要分野とフラッグシッププロジェクトがある。その一つに、「次世代モビリティ・システムの構築」が掲げられている。その実現のために、以下の3つのアプローチが必須である。
①無人自動運転による移動サービスの実現
②「自動運転に係る制度整備大綱」に基づく必要な法整備の早急な実施
③まちづくりと公共交通の連携、新たなモビリティサービスのモデル都市・地域構築
MaaSでは特に、①と③が大きく関わってくる。
移動手段を巡っては、地域における移動困難者の増加、ドライバーをはじめとする人手不足の深刻化などの問題が山積している。例えば、東京・池袋で起きた高齢運転者による死亡事故や、長時間労働による運送ドライバーの過労死など、自分の運転能力を超えた状態で道路を走るドライバーが後を立たない。その解決策として、無人自動運転車が人間を運送するというアイデアが誕生した。
無人自動運転の実用化を前提条件とした場合、どのようなまちと公共交通の未来が待っているのだろうか。
3.MaaSの事例
- Whim
フィンランドのベンチャー企業、MaaS Global社が提供する配車アプリ、Whimはフィンランドの移動手段に革命を起こした。Whimは、すべての公共交通を1つのアプリかつ1回の決済で最も効率的な移動ルートを利用者に提供する。具体的には、公共交通、タクシー、バイク、車などの手段から、2地点間を移動ルートを複数表示する。Whimの事業モデルは、世界各都市に広がりを見せている。英国のWest MidlandsやベルギーのAntwerpなどで事業が開始されており、オランダやシンガポール、オーストリア、カナダ、デンマークなどで導入が検討されている。
- Daimler
自動車に限らず様々な移動サービス事業者と提携し、サービスのラインナップを拡充している。カーシェアリングや自転車シェアリング、タクシー配車など個々の移動サービスをグループに有すると同時に、鉄道やバスとも連携し様々な移動手段を考慮したルート検索アプリも展開しており、自動車を用いた移動サービスの高度化のみならず、複数の移動手段を統合することによる移動の効率化にも取り組んでいる。
Volocopterは、都市における自動運転航空タクシーである。橋やトンネルや環状道路、食料を必要とする人々が近くにいる道路などの人が密集する地域に到着する。従来の他の航空移動代替手段に比べ、より安い料金で実現が可能だ。
FLEETBOADは、配送荷物の現在地を利用者に表示するアプリである。配送荷物の現在地をトラッキングしたり、最適な配送ルートをドライバーに示したり、配送業社とドライバーと直接やり取りができたり、ドライバーの稼働時間を配送業社が把握出来たりすることができる。オフィスで何台ものパソコンやデバイスを使って配送状況を確認するのでは無く、1台のスマートフォンでどこにいたとしても一度に確認できるのが特徴的である。
CAR2GOは、車を拾ってどこにでも乗り捨てることのできるサービスである。アプリケーションをダウンロードし、予約なしでいつでもどこでも乗り込み、降車したい地点で乗り捨てる。月額料金や駐車料金、ガソリン代、メンテナンス費用がかからず、乗車時間だけ請求される。アメリカのAustin、Chicago、Denver、NY、Portland、Seattle、Washington D.C.、カナダのCalgary、Montreal、Vancouverで展開されている。さらに、Amazon EcoやGoogle Homeなどのスマートスピーカーと連携し、現在地から近くの利用可能な車を教えてくれるサービスも検討されている。
MaaSは今に始まった動きでは無く、世界的に研究や商品化が進んでいる。あなたも少しその動向に着目してみてはいかかだろうか?
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「学び」とは何か?
日頃から新聞や雑誌を活用して情報収集をしていて、今回は「学び」が刺激的だと感じたのでまとめてみようと思う。
そもそも、「教育」という概念を根本的に履き違えている人が多い。結論から話すと、いくら周囲の人間が説得しても、本人の意思の無いところに「学び」は育たない。なので、今回は忘備録として、自分が主体的に学びに行ける、アクセス地点を記録しておこうと思う。
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スクー(Schoo)
https://schoo.jp無料のオンライン生放送授業を開催。ビジネススキル、教養・学問、企画・マーケティングなど様々なジャンル分けにされた「授業」と働き方、お金、健康の「コミュニティ」を提供する。
このサービスを提供する株式会社スクーは、「インターネット学習で人類を変革する」というビジョンを掲げている。自分に一番向いていることを探すために、その人に多くの選択肢を提示する、学習者が選択し、学び続けることで一人ひとりの可能性を広げていこうとしている。
気になったのは、オナニーの歴史学というタイトルのこの講座。赤川さんという東京大学大学院教授が講師だからあついに決まってる。 -
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知名塾
https://gakusya.org/about_chimeijyuku/#chimei_00
約1ヶ月で全4回の授業を通し、自己のキャリアを見直し人生の方向性をサポートしてくれるサービス。講義のみならずワークショップと実践の場を設けている。自分の人生やキャリアを第三者的に捉え直す一歩として活用してみるのはありかも。
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「留職」プログラム
1〜3ヶ月の短期間で、新興国に足を運び、社会課題に向き合うプログラム。2017年8月時点で10カ国121名もの派遣実績を持つ。「すべての人が「働くこと」を通じて、想い・情熱を実現することのできる世界」をビジョンに掲げる特定非営利活動法人クロスフィールズは、働く意味を根本的に考え直す「原体験」に出会う機会を提供している。海外青年協力隊は、期間が半年から2年など、長めなので、気軽に行ってみたい人にはいいのかも。
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Open Research(オープン・リサーチ)
https://open-research.jp/lp1/?_ebx=dkgvwedcm.1556364319.75e6wyg自分の持つスキルと、様々な業界の抱える課題をマッチングさせるサービス。自分の知識や知見を販売することができる。1-2時間で案件は終了するので、自分の既存スキルや知識がどこまで通用するのかという実践的な学びとして活用したい人にはいいのかもしれない。
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LoanDEAL
https://loandeal.jp/about大手・中堅企業の人材を、ベンチャー企業に出向させることでベンチャーを育て、自社でのイントレプレナーシップを学ぶシステム。転職経験の無い入社10年程度の社会人が条件なので、対象者は上記のサービスより狭くなるが、事業を加速させたいベンチャー企業や新しいことに挑戦したい中堅以上の社員には魅力的かもしれない。双方にとって学ぶことが得られるように設計されているので、上手くマッチングできれば、一石二鳥の効果があるだろう。
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Travel the Problem
https://traveltheproblem.com社会問題を抱える全国各地に足を運び、人権やまちづくり、宗教など幅広いテーマでのプログラムを提供している。社会問題の現場に足を運ぶことで、教科書やメディアには止まらない、真の理解を促す。
一般社団法人リディラバは、「社会の無関心を打破する」というビジョンを掲げている。私たちは、多くの場合、問題に対して主体的に扉を閉じていることがある。社会問題と、私たち一人一人のRootを繋げるために、このスタディーツアーや、会員制のメディアや移住検討者のための口コミサイトを運営している。
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NPO法人ETIC.
https://www.etic.or.jp学生や社会人を様々な団体、組織、地域に派遣することによって社会課題解決を促すプログラムを提供している。MAKERS UNIVERSITYは、1年間社会人メンターとともに事業立案を目指すプログラムであったり、1ヶ月住み込みながら地域企業や経営者の右腕になって新規事業や商品開発に取り組む地域ベンチャー留学などを提供している。
学びのプラットフォームを提供するサービスはこんなにもある。様々なプラットフォームを生かして、自分の人生の学びを、断続的に、自分の目的に合った形で主体的に選択していくことが必要不可欠である。
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Netflixで勉強する方法
電車やバス、地下鉄など交通機関で過ごす時間は1日の中であるもの。
そのスキマ時間を有効に使い、英語学習のために動画を見るということを最近やっています。その中で、今日は有効に使うためのポイントを3つ紹介したいと思います。
結論から話すと、
1.好きな動画を選択すること
2.気になったフレーズはnoteしておくこと
3.少しまとまったチャンクを意識すること
になります。
1.好きな動画を選択すること。
NetflixやAmazon Primeなどのサブスクリプション型の動画配信サービスに加入している人なら分かりますが、視聴出来る動画数は、何百本ともあります。何か特定の映画やドラマを心に決めていない限り、最初は戸惑ってしまうかもしれません。つまり、誘惑が多いです。ここで大事なのは、「自分にとって好きかどうかで判断する」という視点です。私はいつも1つの作品を見続けるように徹底しています。例えば、「Sex education」というドラマがあります。最初のストーリー展開が終わった時点で、この作品が面白いもっと見たい、と感じたらその一週間はそのシリーズだけを見ます。おすすめは、他のリスニング系勉強法と併用しないということです。PodcastやBBC learning English、MOOC、Future for learnなど、ネットにアクセスすれば、様々な英語勉強ツールがあります。ただ、あれもこれもやろうとすると、収集がつかなくなります。途中で挫折します。なので、絞って勉強することが結構重要です。
2.気になったフレーズはnoteしておくこと。
ただ見ているだけでは、受動的に音を耳に当てているという事実で終わります。その音声を学びに変換するには、「自分にとって、何が使えそうか」を書き留めておく必要があります。人によって、気になるフレーズは様々です。例えば、アメリカならではのスラングを学びたい人なら、役者が使う単語に着目することができます。「13 reasons why」では、登場人物のほとんどがteenなのでスラングが登場することが多いです。私は、英語独特の表現が好きなので、最近は文章で書くことが多いです。ここで大事なのは、コピペやスクショで終わらせないこと。自分で実際にキーボードでもいいので、書いてみるという作業をすること。頭の中に定着はしませんが、頭の中を通っている感覚を掴むことが大切です。
3.少しまとまったチャンクを意識すること
例えば電車に乗るとき、だいたいどれぐらいの時間を車内で過ごすのかを予測できます。その時間をインプットしたら、動画を見始めます。ここで重要なのは、一区切り終わったら、降りるまでに時間があったとしてもそこでストップするということ。つい物語のクライマックスやピークに差し掛かると、人は集中して見続けようとします。しかし、ここで一つのシーンが終わったと感じたら、そこで止めましょう。理由は2つあります。1つめは、その続きを見たいという衝動を、動画をまた見るきっかけとして利用するように自分を仕向けるため。もう1つは、チャンクで終わった方が、その後ぼーっとする時間で思い出すのが簡単になるから。
映画は意外と止め時が分からないよね
この3点を意識して英語学習を進めて見てください!もしかしたらもっといい方法があるかもしれないと感じた人は、その自分のやり方を追求してみるのも面白いかもしれないですね!
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TED Talk で英語学習
久しぶりに更新しようと思って書いてます。
最近ハマっている英語勉強法として、電車の中でTEDを見ながら笑うのがささやかな幸せになっています。満員電車に押しつぶされそうですが、、、笑
10 ways to have a better communicationという
「TED communication」で検索してくると一番上に出てきます。
彼女はアメリカ生まれで、ジャーナリズムやライターとしてキャリアをスタートさせました。https://en.wikipedia.org/wiki/Celeste_Headlee
彼女の話の中で共感したのは、「Be present」という堀の下げ方。あなたの会議中のsuteressかどのくらいか測定できたら面白いですね。
Check in
今日は夜だけど、check in として自分をevaluateしてみようと思う
check in
my mind, heart and body are 7, 4, and 7 respectively because I don't think I can give a good presentation to him. I've found out that I couldn't gather a lot of world trend for 1 year so that I didn't respond any other news i've heard recently. Our CEO definetely expected to receive my observation about world economics, societies, politics and ttechnologies but I cannot say anything to him. I felt so weak and meaningless in this organization because I can think anything. To overcome this, I think I do have to read news in a newspaper and analize the trend.
See u soon:)
Check out
こんにちは!今日はCheck outと呼ばれるreflectionを紹介します。留学先のプログラムで、これをセッションの終わりにやっていたのですが、1日の終わりにやるとすごく心が静まり、明日への準備が整ったと実感して寝ることができるんです。
Check out とは、何か?単に、自分の1日の状態を振り返るということです。
Check out
What were you grateful for today?
I'm grateful time which makes me to take enough time to sleep. Today, I woke up 7am in a bed but I felt so tired. Next time I woke up, it's already 12pm. Nothing interrupted my sleep which is good for my heart because I can think nothing. At same time, I've just realized that i'm sad because this means nobody needs me today. I felt alone.
とかね。私の場合は、感情を英語で書くほうが日本語でアウトプットするよりも簡単に感情を引き出すことができると感じているので、なおさら英語に頼ってcheck in とcheck outをしています。自分をtuningすることによって、素直に自分自身と向き合えて、少し自信がついたように感じることが出来ますよね。
see you soon:)
Inner & outer resource
Good morning!
留学準備の中で、奨学金や行き先、内容などのスケジュール管理が必要だと思うのですが、みなさんは普段どうされていますか?私は、かなりマイペースな人間なのでタスクや予定を綿密に設計してそれを愚直に実行していくことが苦手です。(留学に限ったことではないのですが笑)今回は、マイペースな、あまり予定を立てるのが得意ではない方にオススメの考え方を伝授します!
リソース(資源)と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?実はこのリソース、自分自身の立体的な立ち位置を把握するのに便利なフレームワークなんです。
リソースには、大きく2つあります。1つは自分自身の身体や心、もう1つは自分自身の外にあるものです。前者はinner resourceと呼ばれ、本人の能力や心、もやもやや経験、自信や知識など、内側から生産されるものです。ここは、2次元で他人と比較するのでは無く、いかに客観的でありながらも3次元で自分を見つめることが必要不可欠です。後者は、outer resourceと呼ばれる資源で、人脈や資金などより定量的に推し量ることのできるものを指します。
このinner と outer resource をバランスよく活用していくことがスケジュール管理の重要な視点ではないかと思われます、例えば、留学奨学金が無いという困難を抱えたときに、この2つのリソースに立ち戻って考えるとおのずと足りないものが見えてくるかも。もしかしたら、私は留学奨学金を獲得するために必要なpassionが足りてないかもしれない。もしかしたら、奨学金を獲得するのに必要な人脈作りをしてないかもしれない。などなど、あらゆる仮説を立てるのに面白いツールなんです。
もしみなさんも、何か留学準備で困ったことがあったときにリソースという観点から分析してみると面白いかもしれませんね。
Natsumi